遊び分け

これは私が留学していた時に、心理学を専攻していた学生がひたすら顔を見合うというワークショップをして、段々と顔がピカソの絵のように見えてきた体験から考えたものです。

朝に自分の顔を鏡で見て、他人のように思うことがあります。

たまに描いてもらった似顔絵も自分であって、別人のよう。

見ていると思っているものは、結構見ていなかったりするものだなと思います。

この遊びはよく知ってる友達とやっても面白いです。


<遊び方>

①どの人が誰を描くか決めます

  (おひとりさんは、自分の顔を鏡を見ながら描いてください)

②描く人は、相手の顔をよく見ながら紙を見ないで似顔絵を描きます。

  描かれる人は、じっと前を見ていて下さい。

③交代します(おひとりさんは、次の行程に)(おおにんずうさんは、皆の顔を描き終るまで)

④絵を並べてみます。その絵を見て、皆でそれぞれのキャラクターに名前を付けみます。

⑤そのキャラクターの特徴を皆で考えて、書いてください。思いつきで構いません。

  ・性格

  ・好きなもの

  ・嫌いなもの

  ・なりたいもの

  ・交流している人など

  ・心の強さ、弱さ

  ・支えてくれてる人など

  ・趣味

  ・その他なんでも

⑥その紙を見ながら、そのキャラクターの特徴とモデルになった人との共通点があれば四角

で囲ってください。(おひとりさんはここまで。おつかれさまでした)

⑦モデルになった人は、そのキャラクターの特徴と自分の共通点があれば◯で囲ってください。

⑧その紙をモデルになった人にプレゼントしてください。


<用意するもの>

紙、ペン


遊び分けをしてくれた方は、大歳芽里さんです。これまで受けてきたダンスのワークショップの中には、トランスするまで身体を揺らし続けたり、市内の水がある場所ばかりを探索したり、目を閉じながら動いたり、誰かを癒す方法を考えたり、ひたすら動かなかったり、様々なものがあったそうです。

私は子どもが習う時に一緒になって、自分も習うようにしていました。

踊りや絵を描くこと、粘土など自分の方が夢中になっていたようにも思います。

娘が様々な本を図書館で借りてきたのですが、一緒に読むうちに絵本を作ってみようかと

やってみることにしました。

娘が字を書き、絵の下絵を私が描いて一緒に色を塗ったりしました。

そうすると、どんな本なのかイメージしやすいようで他にも何冊か作った覚えがあります。


<遊び方>

①好きな本を見つける

②本を読む

③どんなところが印象に残ったか書き出す

④画用紙に印象に残った文章を、マジックで書く

⑤その文章に合った絵を描く

⑥画用紙を半分に折って、糊で貼り合わせる(表紙、背表紙も忘れずに)




遊び分けをしてくれた方は利森久子さんです。お子さんと一緒に絵を習われ、二科展などに入選されるくらい絵を好きになられたそうです。

コロナで子ども三人が毎日家にいるので、米をとてもたくさん炊くようになりました。

もったいながりの私は、栄養あるとぎ汁を毎日むげに捨てるのが残念になりました。

そのとき、たけし軍団のガタルカナル・タカさんの節約家の奥さんが、「とぎ汁エステ」をしていたのを思いだし、やってみたら、顔や首がゆるんですごく気持ちよかったです。

その後、足湯もやってみたら、子どもが気持ち良さそうにするし、洗ってあげると喜ぶので楽しかったです。洗いっこしても楽しい。お客さんごっこみたいな。

最近はさらに、そのとぎ汁をさめてから植物にあげたりしています。

米をたくのがちょっと楽しみになってきたのも、とてもよかったです。


<遊び方>

①米のとぎ汁を鍋に入れる。

②火にかけ、煮立たせる。

③机に鍋を置く。

④タオルを頭の上にかけ、湯気がもれないようにする。

 また顔、首に湯気が当たるようにする。

(湯気の出が少ない時は、息を吹きかけると湯気が出る)

⑤顔が終わったら、顔ケア。水分があるうちに!

⑥足湯する方は、次に洗面器などに、そのとぎ汁を入れ、水を足して温度調節。

⑦子どもと洗いっこ。

⑧水分ふいて、ケア。


<用意するもの>

米のとぎ汁、鍋(間口が大きめの方がいいかも)、タオル、蒸した後にケア用品(オイルなどお好みで)、足湯用洗面器、桶など



遊び分けをしてくれた方は辻野恵子さんです。

他にも米のとぎ汁の使い方として、南蛮漬けやお友達に教えてもらった水キムチの作り方も教えてもらいました。

<水キムチ>

とぎ汁に唐辛子、にんにく(なしでもOK)、塩を適量入れ、野菜を入れる。3日ぐらいすると、発酵してきて、微炭酸のほんのり酸っぱくなる。

<南蛮漬け>

キムチ同様の酸っぱくなったとぎ汁に、たまねぎ、人参、酢、砂糖を入れる。


部屋にあった大量のファッション雑誌。

掃除ついでに捨ててしまおうかと思いましたが、お年頃の姪っ子2人(小5と中2)に見せたら大喜び。絵を描くのも好きなので、雑誌を使ってスクラップブック作りをしてみました。

ハサミが使えれば誰でもできる遊びで、それぞれのセンスや個性が垣間見れて楽しかったです。

雑誌だけでなく、新聞や広告など他の紙媒体を使ってみても面白そうやなと思いました。


<遊び方>

①雑誌を見て、好きな写真やアイテムを切り抜く

②スケッチブックに切り抜きを貼っていく

③イラストなどを描いて完成


<用意するもの>

雑誌、ハサミ、ノリ、スケッチブック、色ペン




遊び分けをしてくれた方は岡田佳央莉さんです。美味しい珈琲を入れたり、お菓子作り等をされています。実家に帰られても、甥っ子さんとは公園に行き、姪っ子さんとはこの遊びをしたりで忙しそうです。

幼い頃、私は両親が共働きだったので、よく「一人遊び」をしていました。

今でこそ絵描きを生業としていますが、ここに必要な技術や感性の基礎は「一人遊び」で養ったと言っても過言ではありません。

30年ほど前、フランス人のロジェ・カイヨワという偉大な方が「遊びと人間」と言う本を書きました。そこでカイヨワは<遊び>を現実生活とは切り離され、本質的には不毛であるものとしながらも、<遊びの精神>が私たちを取り巻く文明の基礎であると述べています。

僕が提供する遊びには、ご両親とお子さん双方が参加するという条件でそれぞれに3つずつのルールしかありませんが、互いに、いかにこのルール<規則>を破らずに取り組めるかが要となることでしょう。

また、「すきなことずかん」では現在の状況等を十分にふまえ、親御さんの子育て時間に“遊び”をもたせる狙いもあります。そのため、ルールは主にお子さんが一人の時間を集中して有意義に遊ぶためのものとなっています。

依然として難しい状況には変わりないかもしれませんが、少しでも豊かな心うちでおられるように、ご家族全員の健康とこれからの生活を傍でお祈りしています。


<遊び方>

●こども

①しろい かみ を すきなもので いっぱいに する

②しろい かみ いがい を よごさない

③できるまで ひとに みせない


●おとな 

①口出しをしない、おこらない

②できるまで見ないで気長に待つ

③できたら褒める


<遊び方の例>




☝折り紙で作ったウルトラマンの図鑑



☝色鉛筆やクレヨンを使った図鑑


遊び分けをしてくれた方は金田金太郎さんです。現代美術作家として活躍されている原点を見るようです。また自宅待機を余儀なくされている時に、小さいお子さんがおられるご両親の方へとすぐに送ってくださいました。


我が家では、こんなことをやっています。

おもちゃ整理の為の袋のデザインを娘と一緒に考えたいと思い、最近「かお」が好きなので家にあるモノを使って色々な顔を考えたことがきっかけです。

我が家はハギレやボタンがたくさんあるのでそれを主に使っていますが、洗濯バサミやペットボトルの蓋など「家にあるモノ」ならなんでもいいかなと思います。

家にあるモノが視点を変えることで楽しく見えてくるといいなと。


<遊び方>

①家の中から面白い形をしたモノや気になったモノをたくさん集めてくる。

②まるく切った紙や布を用意し、集めてきたものを使って「かお」をつくる。


遊び分けをしてくれた方は、福井友香さんです。

この他にもたまねぎの色で染色したり、衣服、衣装制作、インスタレーション等をされる作家さんならではの遊びを娘さんと日々の中でされています。